わくわくこわらべ ~ 熊本城・城彩苑にて
23日、益城町での奉納踊りの後、熊本城に直行――桜の馬場・城彩苑「湧々座《わくわくざ)」――ここで花童の定期公演が開催される
次の24日も続けて観たので、記憶も写真も2日分ゴッチャである(笑)
ここは歴史文化体験施設なので、演目も熊本所縁のものが選ばれている。3部構成で2部にはタレントさんによる歴史紹介コントが組み込まれている
まずは『肥後のタンタン節』――こわらべ達が鼓を持って登場する
小さな身体で鼓を構える姿が凛々しくて、私の大のお気に入りシーン
そしてくるみちゃん(月若さん)が扇を優雅に舞わせて登場する
こわらべは途中、鼓を提灯に――
そして扇に持ち替える
熊本の名所・名物を「タンタン」の音で軽快に紹介していく――ステージの導入部にぴったりの曲である
『おいでまっせ』――これは わらべ歌「あんたがたどこさ」の大人版のような曲。歌詞に先場山の狸が出てくる
きみかちゃんの
ポンポコたぬき
と――上手端で ゆうあちゃんがピース・サイン! え?そんな日本舞踊ある?
と驚いてたら……かなちゃんとれいなちゃんも両手ピース!?
歌詞を良く聞くと、これは洗場川の蝦(ザリガニ?)のポーズ。ピースじゃなくてハサミだった
『おてもやん』――言わずと知れた熊本の代表作。こわらべのYouTubeでも名作が多い
気の良い娘・おてもやんの恋の苦悩?――こわらベが演じると何とも微笑ましい
MCで花童のメンバーは7歳から20歳~と紹介され――そうか、くるみちゃん(月若さん)も二十歳になったのか、と感慨深かった
実物を見たのはこの日が初めてなんだけどね(汗)――YouTubeで6年分を追っているから初見な感じがしないのである
みことちゃん・あやかちゃんはここでもコンビの演目
そして月若さんとトリオで
こわらべの娘たちの日本舞踊への情熱は、くるみさんに憧れることから始まった
このか細い背中――この娘たちの眼には、さぞかし広く大きく見えていることだろう
『くまもと音頭』――これはタンタンとは逆にエンディング曲の定番
こわらべのラインダンス(?)――手に持つのは春は桜、秋は紅葉の枝
湧々座では、2部の最後にMC・熊八どんの指導が入る「くまもと音頭ではバックスクリーンに歌詞が映りますので、皆さん元気に歌いましょう」――YouTubeで耳慣れた曲、ホントに元気に歌ったら、熊八どんに褒められた(笑)
この熊八どん、明るいのはもちろんのこと、実にフレンドリーな人で、湧々座のことなど詳しく教えてくれて、玄関まで送ってくれた
2日目は大工の源さんになっていたこの日も終演後、玄関まで送ってくれたので「熊八どん、2日間お世話になりました」とお礼を言うと「今は源さんです」――二人してにっこり笑った
さて、熊八どんの采配で終演後に記念写真を撮ってもらった
実はこの写真にはファイミル夫妻も撮っていた――両サイドに座った姿は……まるで花童の脇の狛犬のようであった
もう一枚「おいでまっせ!」のポーズ
YouTubeでは首を横に傾げる仕草だったのが、今は両手を広げる、よりアクションの大きなボーズになっているらしい
これ、良く見ると
……少しはお愛想しなさいよ(笑)
でも私は――この表情に「清潔」を感じるのである。純真とか無垢とか情緒的な言葉よりも、私は清潔という言葉を使いたい
この娘がいつか私の前で笑ったら、それはこの娘が本心から寛いでいる時である